日本全国にはたくさんの鉄道路線があり、その中には「正直なんで走ってるのかな」と思わずにはいられない路線が存在するのも事実。
名古屋を走る東海交通事業城北線もその一つだと思います。
「え、そういうのって北海道のローカル線とかじゃないの???」
そういう人もいると思います。まあ見ていてください。
城北線の起点は春日井市にある勝川(かちがわ)駅。名古屋駅からは中央線で20分ほどです。
名古屋の、とかいう書き出しにしましたが春日井市でした。そんなん知らんわ。
サボテン日本一‥知らんわ‥
中央線の勝川駅とはなぜか少し離れていて、外を歩かされます。生憎の雨だったので結構しんどいです。
あと100mくらい高架線を延ばしてくれたらもうちょい何とかなったと思うんですよ。そういうとこだよ。嫌いじゃない。
時刻表を調べないで行ったんですよ。まあ名古屋だし、ゆうてもそこそこの本数あるんでしょ?と思いまして。
着いたのは8:59。
次は35分後?1時間に一本???
やられました(笑)
気長に待ちましょう。
この駅名標を見て、勘の良い人なら気付くと思いますが、東海交通事業はJR東海の子会社です。
だからこそこのギャップが尚更すごいですね。
20分ほど待って、やっと列車がやってきました。
1両編成のディーゼルカー。
ここは名古屋の近郊だぞ?後ろに通ってるのは名古屋高速だぞ??ここは三重県の山奥じゃないんだぞ???(失礼)
ここから、名古屋駅から東海道線で一駅のところにある枇杷島駅まで、20分ほど揺られます。
散々ディスりましたが、なんだかんだ良いですよね。このロケーションで1両編成の列車なんて乗れないし。
でもね、
一言だけ言わせてください。
旅情がない!!!
ここが田舎なら良いんですよまだ。
20分間のほとんどが、右手に名古屋高速、左手に住宅街という風景が延々と続きます。
果たしてこの路線、物好き意外のどこに需要があるのでしょうか(笑)
乗ってみてますます不思議になりました。
終点の枇杷島駅は、東海道線の駅に間借りした感じのこぢんまりとした駅。
城北線には切符がないのに最終的にJRの改札から出る必要があるので、降車証明書なるものをもらいます。
こういうものはなかなか貰う機会がないので、ちょっとテンションが上がりました(笑)すぐ回収されたけど。
ちなみに勝川から枇杷島の運賃は440円。名古屋乗り換えのJR線だと320円で行けるのにねぇ‥
徹頭徹尾、謎の路線です。
桃花台新交通みたいに、あっさり廃止にならないでね。
(訪問日:2018年9月1日(土))