今回は、ヒンドゥー教の聖地•バラナシへ行ってきました。
おそらく、世の中でバラナシへの訪問記を書くような人は歴戦のバックパッカーが多いと思いますが、私はインドでの仕事の合間を縫っての旅なのでとにかく時間がない!!
というわけで、往復飛行機利用、しかも1泊2日という弾丸です。
LCCがとにかく充実しているインド
私の滞在しているアーメダバードからバラナシへは、インドの主要LCC3社(IndiGo,SpiceJet,GoAir)がそれぞれ直行便を飛ばしています。一方でエア・インディア、ビスタラといったフルサービスキャリアではこの区間の直行便がありません。
日本ではまだまだ、主要路線や便利な時間帯は大手キャリアが主体ですが、インドではデリーなどの大都市はともかく、中規模の都市間移動はすっかりLCCが主力です。
今回の旅は1週間ほど前に急に思いついたため、運賃はお高め。往路はSpiceJetの直行便、2時間弱のフライトで9,600円ほどでした。
そんなSpiceJetの搭乗記をお送りします。
搭乗はとっても簡単
今回はアーメダバード空港の第1ターミナル(国内線)からの搭乗です。国内線なんだから国内線ターミナルからだろうといえばそういうこともなくて、インドではなぜか国際線ターミナルから発着する国内線のフライトがあるのが特徴です。そこら辺の話はまた別のところでできればと思います。
上記の事情もあって、国内線ターミナルからの発着はほとんどLCCです。
ターミナルを入ってすぐに、Webチェックインの機械がありますが、これが結構便利。このターミナルに乗り入れる航空会社全てが一つの機械でチェックインできます。預け入れ荷物がなければカウンターに並ぶことなく1分ほどて手続き完了。
多分日本では会社ごとに分かれていると思います。こういうところは日本も見習って欲しいかもしれない。
On time ってなんだっけ?
思ったより早く搭乗手続きが終わってしまい、保安検査を終えても1時間ほど残っていたので空港を散策しました。
ラウンジもあり、さらにフードコートもあります。
フードコートにあったベジタリアン向けファーストフードの店でトーストとコーヒーを頼むと、なんと約700円。空港価格恐ろしや‥
搭乗開始は定刻の30分前が基本。
電光掲示板にもon time の表示があり、ゲートには乗客が並び始めましたが‥待てど暮らせど搭乗が始まりません。
それどころか、「まだだから座っててください」と列を解かれてしまう始末。
出発時刻を過ぎてもon time 表示のまま。。on time って確か、時間通りって意味だったよな‥
結局、搭乗開始は1時間近く遅れました。on time だった表示も途中でしれっとdelay になってました。
沖止めのためバスで移動です。
お前は誰だ
事前に見ていた情報では、スパイスジェットはその名の通りロゴも赤く、機材も赤基調の塗装とのことなので赤い機材が待ち受けていると思っていました。
画像検索でもこんな感じ。
が、
なんかおかしいぞ‥イメージと違う塗装、というかやっつけ仕事感がすごい出ちゃってる塗装だけど、どうした?
尾翼に至ってはロゴを無理やり消した跡が。これは間違いなく他社からの払い下げ機材ですね。。ここまで雑だと笑っちゃいます。
ちなみにこいつは、2019年4月に運航を停止、破産手続きに入ったジェットエアウェイズだった機材です。まあロゴが消えきってないからバレバレですね。
こんな無茶苦茶な機材にちょっと不安になりつつも、定刻から1時間半ほど遅れてようやく離陸。
バラナシまでは2時間弱のフライトです。ちなみに窓側の座席を有料で指定しました。1区間あたり200~250ルピーほど。通路側はもうちょっとしました。
今回は少し高めの運賃クラスだったので、ドリンクサービスがあります。まあパックを渡されて終わりだし、味の選択肢はないんですが。
機内でもメールでも、とにかくSpiceMaxにアップグレードしないかと盛んに宣伝してきます。
インド国内はどこも機内持ち込み手荷物の重量チェックがガバガバでみんなやたらと持ち込むので、座席上の棚がいつも争奪戦になります。
そういった意味でも、優先搭乗はセールスポイントになるのでしょうね。
バラナシ空港では、タラップで降機してからターミナルビルまで、なんと歩き。
この謎の機体をもう一度じっくり眺めることができました。それにしても、日本の空港なら敷地内をこんなに自由に歩かせることもないよなぁ。さすがだと思いました。
(搭乗日:2020年1月18日(土))