しばらくサボっていたこのシリーズですが、今回は長野駅からしなの鉄道北しなの線で一駅、北長野駅周辺を歩いてきました。
地図で見ると、だいたいこの辺りを歩いています。
新幹線の高架下を使った北長野駅
北長野駅。駅舎は北陸新幹線の高架下のスペースを使っています。かつてはJR信越本線の駅でしたが、しなの鉄道への転換でJRの駅ではなくなりました。
北長野駅周辺の敷地は、他にも高架下を効果的に使っていて、両サイドにはクリーニング屋さんとコインランドリーがあるという、生活密着型の駅となっています。
駐車場としても使われています。
駅の出入り口は線路の西側のみで、住宅地のある東側へは地下通路でつながっています。私の大好物である地下通路については後述するとして、この像は何なのでしょう…。
北長野にも東急
ここからは主に、駅舎のある北長野駅西側を歩きます。
北長野駅前にドーンと構えるのが、「ながの東急ライフ」です。長野駅にも東急百貨店がありますが、北長野駅前にも東急があります。
百貨店よりもこぢんまりとはしていますが、モスバーガーや100円ショップ、アメリカンドラッグなんかもあって、駅や周辺の静かさと比べるとある意味異色な感じになっています。
さて、この「ながの東急ライフ」の個人的な面白スポットは、自動販売機です。
「だし道楽」の自動販売機です。長野駅前の東急百貨店前にもある自販機ですが、正直この立地で需要があるのか全く見当がつきません。
さらに入口にはピカチュウやアンパンマン。アンパンマンの自動販売機は「〇〇オレ」ばかりという強気?なラインナップが印象的です。
他にも放っておけないのが、1階の「酒のかくおか」にある”タイガースセール”。
東急と阪神って何かつながりあるんだっけ?それとも個人的な趣味?
地下にはやっぱり長野五輪
このブログや私の他の記事でも度々言及している長野市内の地下道。
北長野駅にも、先述の通り地下道があるわけですが、こちらにも1998年長野オリンピックの遺産が残されています。
展示作品はオリンピックの成功を願って全国の小中学生から募集したもので、オリンピックへの思いを馳せた作品を展示しています。
平成9年12月
オリンピック開催から23年が経ちましたが、こうした遺構が随所に残されているのがとても興味深いところです。
道路を塞ぐお地蔵さん?
最後に、なんとなく入った道にも興味深い場所があったのでご紹介。
こちらの写真、一見すると行き止まりのように見えますが、実は右奥に”直進”できる区間となっています。ただしこの場所で大きく方向を変えているうえに道が細くなっています。
詳細は不明ですが、どう見てもこのお地蔵さんと道路の成り立ちには関係がありそうですよね。
このお地蔵さん、「中越地蔵尊」というそうで、中に説明が書かれていました。説明から察するに、お地蔵さんは明治期にできたものなのでしょうかね。
すいません、ネットでは情報が集められなかったので、機会があれば改めて調査したいと思います。。
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今回は日曜日の夕方に1時間ほどノープランで散策しただけでしたが、なかなか興味深い駅前だったと思います。
以前少し紹介した長野電鉄・信濃吉田駅(北長野駅から徒歩圏内)と併せて町歩きすると、結構面白いですよ。
それではまた。
▽▽「あの地名を追ってin長野」シリーズ過去記事はこちら▽▽