前回の記事では、成田〜デリーのエアインディア便が丸一日遅れになり、成田空港周辺のホテルに泊まったところまでお伝えしました。
【エアインディア】まさかの33時間遅延!50時間超の珍道中 成田〜デリー〜アーメダバード①(2019.12.1-3) - 「む」の境地
今日も混乱のAIカウンター
インドに着いていたはずの2日目、とりあえずデリーから機材が飛んで来ていることは確認し、7時半過ぎには空港に到着。
1日遅れのフライトにはAI307Dという新たな便名が付けられ、10:30出発となり8時にはチェックインが開始となりました。
が、全員がスケジュール変更となっているわけですから当然一人ひとりの対応に時間がかかり、10:30には出発はおろか全員のチェックインすら終わらないのは明白でした。
そして忘れてはいけない事実。
今日飛ぼうとしているAI307Dは昨日出発予定だったAI307の代替便。しかし今日発のAI307もあったはずです。しかしデリーからは1機材しか飛んで来ていません。
結果、今日の方のAI307が欠航扱いに。
うわ、今日のチケット持ってる人かわいそう…と思っていると、カウンターに張り紙が。
「本日のAI307便デリー行きにご予約をお持ちのお客様は、出発時間を10時30分にくり上げ、昨日のAI307便にお乗りいただける予定です。」
2便分の乗客を1機材にブチ込もうという、何とも大胆な手を打ってきました。
逆に言うとそんなに乗客少ないの?いきなり1時間早めて大丈夫なの?というか10:30に飛ばす気ないでしょ?
土曜日発のフライトが日曜日発になり、日曜日発のフライトが月曜日発になり、月曜日発は欠航という3日連続のトラブルの強引な幕引きに、逆に面白くなっちゃいました。
今回、自分の最終目的地はデリーではなく、デリーで同じくエアインディアの国内線へ乗り継ぎアーメダバードへ向かう旅程となっています。この時点でアーメダバードまでの搭乗券をもらい、最終目的地までスルーバゲージ、スルーチェックインを確認しました。
係員が、来ない‥
もらった搭乗券には10:00搭乗開始の案内。自分が搭乗券をもらった時点で9:40、しかも後ろにはまだまだチェックインの行列が続いていたため、この時点でで定刻の出発はないと確信しつつも、とりあえず搭乗口にスタンバイ。
ちなみにご覧いただければ分かるように、この時点でしれっと11:30発に案内が変わっています。
しかし11:30が近付いても、係員が現れません。
結局搭乗できたのは12時前になりました。やっと乗れました。これにて一件落着…
…とはいきません。
この時点できっとまだチェックインが終わっていなかったのでしょう。搭乗から30分を過ぎてもどんどん乗客が乗り込んできます。
悪天候や滑走路の混雑も重なって、結局離陸したのは13:40ごろ。本来の定刻から実に26時間遅れの出発となりました。
乗り継げなくない?
ここで、新たな問題が浮上してきました。
乗り継ぎ便に間に合わない疑惑です。
というのも、すでに成田でチェックイン済みのデリー→アーメダバード便の出発時刻は現地時間19:45のところ、この時点で到着予定が20:31とのこと。
…いや全然ムリじゃん。どうすんのこれ。
その後到着予定が19:44に変更になっていましたが、1分でどうしろと。どうなっちゃうの???
エアインディアの機内モニターってどんな感じ?
乗っちゃった以上は乗り継ぎの心配をしても仕方ないので、機内モニターで遊ぶことにします。
結論からいうと、コンテンツは充実していません。
音楽はインド音楽のオムニバス的なのが数チャンネルあるだけ、映画はそこそこありますが、ハリウッドとインド映画以外はほとんどありません。
ただ、日本映画では唯一、北川景子主演「スマホを落としただけなのに」が入っていました。逆に気になるよ。誰チョイスなんだ。
ちなみに「スマホを落としただけなのに」の英訳はstolen identity 。知らなかった。
自分は基本的に国際線で日本語に触れない主義なので、よく分かりませんがインドのコメディー番組を見ていました。ヒンドゥー語かつ字幕なしなのでさっぱり分かりませんでしたが、コメディーだと言葉が分からなくても時々笑えるのがいいですね。
日本人は強制チキン。カレーは美味い。
離陸からしばらく経つと、まずはスナックから。
飛行機に乗せることを全く考えていないのか、嘘みたいに袋がパンパンになったナッツが配られました。小学校の理科の実験かな?
ドリンクは日本のものはKAGOMEのトマトジュースくらい(なんでそのチョイスなんだ)で、あとは現地モノの感じでした。まだインドのものに手を出す勇気がなかったので、無難にハイネケン。
お次はお待ちかね、機内食です。
エアインディアの機内食に関しては色々なところで色々と言われて、どんなものか気になっていました。
宗教食などのスペシャルミールを除いては、チキンorベジタブルのようでしたが、なぜか日本人には“Chicken?”とだけ聞いてどんどんチキンを渡していくスタイル。インド人にはベジタリアンミールが人気なんですかね。
まあチキンカレー美味かったから許す。というか、機内食はおそらく成田で搭載してるやつだからかちょっと日本寄りのカレーだったのかもしれません。
本当に乗り継ぎが怪しくなってきた。そしてまさかの2泊目へ。
機内では呑気に過ごしていましたが、バングラデシュの上空辺りに差し掛かっても到着予想は19:44から変わらず。先述の通り、乗り継ぎのフライトは19:45発予定。
冗談じゃなくヤバい状況になってきました。
着陸態勢にすら入らないまま、ついに19:45を過ぎてしまいました。とはいえフライト中なので確認するわけにもいかず、もはや賭けのような状態。乗り継げなかったチケットはどうなっちゃう?荷物は??
結果、デリー到着は20:30頃に。
遅れているため、乗り継ぎがギリギリの乗客を空港係員がアテンドしていきます。自分もAhmadabad!!と叫ぶ係員の元へ。チケットを見せると…
“Your fright has gone.”
はい、2泊目確定。
こりゃ大変なことになりました。
存在しないはずの移動3日目については、また次回。