インド・バラナシ弾丸旅シリーズ、今回が3回目となります。
意外と食べやすい食事の数々
ヒンドゥー教の礼拝・プージャを見終えたあと、この日ゲストハウスの男子ドミで一緒だった面々と夕食へ。4人のうち、自分含め3人が初バラナシ。ですがあと1人はすでに1週間近くバラナシに滞在していたので、オススメのお店に案内してもらいました。
まずは、屋台でチキンロールを。
なんというか、お好み焼きを手持ちにしたような感じ?
片手で持ちながらだったので写真が悪いですが、めちゃくちゃ美味しかったです。
いわゆるインド料理感はあまりなく、とにかく日本人好みの味だと思います。
日本でも屋台で売ったらめっちゃ売れるんじゃないかな。というかもうどこかでやってるのかな。
今回は手を出せませんでしたが、エッグロールも美味しそうでした。
お次は、とりあえずカレーですね。ベタにバターチキンカレーです。
ローカルな感じのお店で、ギリギリ英語での注文がいけた感じ。
もちろん他に外国人はいないため日本人4人で来店した我々が物珍しかったようで、やたら絡んできました(売り込みというより、ただしゃべりにきた感じ)。
異国の地で、その日たまたま知り合った日本人4人で囲む夕食。
そういえばここまで名前すら聞いてなかったことを思い出し、今更自己紹介です。
世界一周中の旅人が2人、駐在中の週末旅行が2人。
境遇の全く違う者同士がこんなところで出会うというのも、不思議なものです。
話題はインドの風俗嬢事情やドラッグ、日本人を狙った詐欺、はたまた東京のドンキホーテと話まで様々(東京の家が近い人がいて、近所のドンキの話題で盛り上がった)。周りはきっと日本語分からないだろうと思って、それなりに際どい話もしました。ちょっとここでは書きにくいハプニングも含めて、楽しい夜になりました。
宿への帰り道はトゥクトゥクを待ちながら、よくもまあこんなところまで来たもんだとしみじみしちゃいました。ちなみに4人で乗れるトゥクトゥクは少なく、そこそこ待たされました。
なかなか快適な日本人宿
さて、大変遅くなりましたが今回の宿のご紹介。
主に日本人向けのゲストハウス「ルドラゲストハウス」さんに宿泊しました。
日本人宿とか韓国人宿とか、主に外国人の宿主さんが自らの国の旅行者向けにオープンしている宿というのが、バラナシには結構あります。
日本人宿もいくつか知られているところがあります。私はバラナシ初心者だったので、調べる限りとても評価の高いルドラをチョイス。
日本人の宿主さん、そして日本語が話せるインド人の旦那さんのご夫婦がいらっしゃいます。
MIXドミトリーです。
ご覧の通り、各ベッドにコンセントがあります。
そして各部屋にシャワーがあり、お湯が出ます(ここ重要。水シャワーしかないところが普通にあるので、ホットシャワーというのは貴重だと世界一周中の旅人の皆さんがおっしゃっていました)。
あと冬の北インドはクソ寒いので、厚手の毛布があるのもありがたいです。
日本国内では数多くのゲストハウスを巡っているのですが、海外のドミトリーはこれが初めて。世界一周中の旅人たちから色々な話を聞くのがとても新鮮でした。
ここに集う人たちの多くはバンコクなどから旅をスタートして、カンボジアとかミャンマーとかを移動しながら、コルカタからインドに入り列車でバラナシに来る人が多いもよう。
タイで車に轢かれたとか、コルカタでぼったくりにあったとか、冬のインドの寝台車は死ぬほど寒いとか、世界一周にかかるお金の話とか、これまで本などでしか見聞きしていなかった世界の話に興味津々でした。
日本人ばかりの空間でインドにいるのを忘れそうになるのも不思議な感覚でしたが、こういう空間もいいですね。この宿のためにまたインドに行く価値はあると思います。
牛より、犬より、猿。
翌朝。
ゆっくり寝すぎて日の出のガンジス川を見逃したので(おい)、宿の屋上から朝のバラナシの街並みを眺めることにしました。
この付近の建物は、どういうわけか、みんな屋上に出られるようになっています。
朝の静寂に心が洗われる…かといえば、意外とそうでもありません。
「ドン、ドン」
そこら中のトタンから足音が響きます。猿です。
インドというと道端に佇む牛やら野良犬やらを想像する人も多いと思いますが、バラナシに関しては猿が半端なくいます。
そのため、屋上のドアは開けたらすぐ閉める、が基本です。
それでも相手は猿ですから、自分でドアを開けて入ってきてしまうこともあるようです。洗濯物は鉄格子の中で。じゃないと取られちゃいますからね。
朝から、宿主さんがご近所へ朝食ツアーに連れていってくれるそうです。
朝のマーケットの様子などは次回に。次で、いよいよ完結させたいと思います。