以前、インドのLCC搭乗記を書きましたが、
その先のバラナシ滞在に関して触れていませんでした。
この滞在から2ヶ月足らずで、インドは全土のロックダウンに入りました。バラナシの状況も大きく変わったと聞きます。
まだ”普通の暮らし”があった1月半ばのバラナシの滞在を振り返ります。
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ドライバーと合流
アーメダバードから2時間ほどのフライトで、バラナシに到着。
一応インド生活2ヶ月目とはいえ、自力でタクシーなどを捕まえる経験もなかったので、トゥクトゥクの送迎を依頼していました。
インドの空港はチケットを持たない人はターミナルに入れません。そのため、出口のところに客の名前を書いたボードを持って待っているのですが…
あまりにも客待ちが多かったようで、警備員に引きはがされる状態。このカオス状況では、なかなかドライバーと出会えません。
ただ、ここで慌てる感じを出すと、タクシーの客引きがめちゃくちゃ寄ってきます。そっちでもいいけど料金交渉が厄介なので。
実際数人が声を掛けてきましたが、「もう決まっている」とかわします。平静を装いつつ、だんだん焦ってきたところ、やっと合流!
そのときにもらったのがこれ。
今回の宿は日本人向けのゲストハウス「ルドラゲストハウス」さんでした。
こんな場所で日本語を見られると、安心するものですね。
今でも記念に保管しています。
少し離れた場所にいたドライバーのところまで歩く間にも、他のタクシーの客引きがわんさか寄ってきました。
しかしドライバーを見つけた自分にはもう関係ありません。合流したドライバーのもとへ真っ直ぐ向かい、がっちり握手(ドヤ顔気味に)。そこで脈なしと分かった他の客引きたち、さっきまでの密着が嘘のように去っていきます。なんか、気持ちよかった。
人生初トゥクトゥク
というわけで、ここからバラナシの市街地へ向けてトゥクトゥクに乗車です。
ちなみにインド国内ではリクシャーということが多いですが、宿主さんがトゥクトゥクと言っていたので、ここではトゥクトゥクに統一しています。要するに一緒です。
こんなアングルです。
人生初のトゥクトゥク、テンションが上がらずにはいられません。インドと言えども1月なので、さすがに寒かったですが。。
ガンガー近くの宿までは1時間半ほどとのこと。空港周辺は幹線道路も整備されていて、快調に進んでいきます。が、市街地に入ると一気に混んできました。
10分くらい動かないこともしばしば。
四方八方から出てくるバイク、車、そして牛。
停車したスキにそこらへんのマーケットから野菜の売り込みにくるわ、途中いきなり知らん人が相乗りしてくるわで早くもカオス状態です。
ガンガー近くまで来ると車両の進入が制限されるため、途中からは歩きです。
犬も牛もいるしバイクも飛ばしていきますが、そんなに怖さはありません。穏やかです。
ただ、きっと何回かは牛のフンを踏んでると思います。そんなことは気にしていられません。
なんだかんだで空港から2時間くらいかかりましたが、宿に到着。
出会って10分でガンジス川
宿に関しては改めて触れるとして…。
チェックインしてすぐに、共有スペースに集まっている旅人たちがガンジス川へ沐浴にいくとのことで、同行しました。
ちなみにこのときのメンバー、自分以外の全員が世界一周中の旅人たち。中には高校を休学して、クラウドファンディングで資金を集めて世界一周をしていた”世界一周JK"もいてびっくり。すごい世界だなあ。
※3月にヨーロッパまで到達したところで、コロナの影響で続行不能となり、現在はお二人とも帰国しているそうです。
宿からガンガーは歩いて数分。
日本人もよく訪れる土地だからか、こちらが日本人と分かると日本語でマーケットのおっちゃんが寄ってきます。どこで覚えたのか知りませんが、そこそこちゃんとした売り文句になっているのが若干腹立ちます(笑)
見えてきましたよ。ガンジス川。
コルカタから移動してきた旅人の沐浴を見届けます。
自分はさすがに仕事の合間だったので、出会って10分で沐浴、はさすがにやめておきました。ここから1週間くらい寝込んでも許されるならば、ノリで入ったかもしれませんが。。
ちなみに、ガンジス川で観光目的で沐浴する外国人って、日本人くらいみたいですね。オーストラリアのエアーズロックに登るのは日本人くらいとはよく言われたものですが、海外で時々よく分からないことをやるのが日本人というものです。
露店での買い物に初挑戦
宿に戻ると、夕方に本日チェックインの客を集めてガンジス川にボートを出してくれるとのことで、こちらにも参加することにしました。
ボートまではもう少し時間があるので、周辺のマーケットを散策。
「あー、インドだな~」などと余韻に浸っている場合ではありません。
日本人の一人歩きは、完全に”カモ”であります。
ちょっとこなれた感じの日本語を喋ってくるインド人がどんどん寄ってきます。
「ナンダヨ~!行ッタリ来タリ~!」
さっきも通ったのバレてる。何回も通るの気まずいなぁ。
「マンゴーラッシー、バナナラッシー、ふなっしー!」
いや、インド人にふなっしー吹き込んだの誰だよ!!ここは船橋か!
彼らは知らないだろう、ふなっしーが梨の妖精であることを。
最終的には、宿のすぐ近くのお店でゆっくりドサを食べていくことにしました。
食べたのは、チョコバナナドサ。甘くないクレープみたいなイメージです。
見た目はアレですが、けっこう美味しかったです。
そういえばお昼を食べそびれていたので、ちょうどいい腹ごなしになりました。
今回は日本人宿に泊まったことで、初心者でも足を運びやすいようなお店を紹介してもらいました。絶妙な猥雑感はありつつも、観光客が多い土地ということもあり、外国人でも入りやすいような店はインドの他の街よりも多い気はしました。
まだまだ序盤ですが、②へ続きます。