このところは(自分にしては)お出かけが少なめになっていますが、今回は8月いっぱいでの閉店が決まっている「おぎのや 長野店」に行ってきました。
8月いっぱいで閉店するおぎのや長野店へ。観光バスで大人数で旅行することがなくなったこの時代に、大型ドライブインという店舗形式は過去の遺産となってしまったか。
— むーさん/スーさん@まち歩きライター (@musan_tr_gh) 2021年8月27日
ちなみに9月から、なんとユニクロの前で釜めしを販売するらしい。 pic.twitter.com/kEDiFQX6iW
おぎのや(荻野屋)は、群馬県安中市のJR横川駅の有名な駅弁「峠の釜めし」を販売する会社で、そのおぎのやが長野市の上信越自動車道・長野IC付近で展開するドライブインが「おぎのや 長野店」になります。
高速の手前にあるドライブイン、という存在
そんな「おぎのや 長野店」ですが、2021年5月13日に同年8月いっぱいでの閉店が発表されました。
理由は公式リリースには言及がないものの、大方の予想として「観光バスの需要減少」が挙げられます。
「おぎのや 長野店」があるのは川中島古戦場と長野ICの間。善光寺や長野各地を観光バスで巡ったあと、高速に乗る前の最後の立ち寄り場所として、お土産などの購入に重宝したことでしょう。
観光客からすれば一か所でまとめてお土産を買える、店の側からすれば一度で数十人の確実な顧客が見込めるwin-winなモデルだったと思います。
しかしながら観光客の行動も変わり、大型バスでの団体旅行というものも減ってきましたし、旅行に行ったとしても勤め先にバラマキ用のお菓子を買うという文化もだいぶ廃れてきました。
そんな時の流れを踏まえて実際に館内を歩いてみると、その構造にはもはやノスタルジーさえ感じられます。
1階は「峠の釜めし」を中心に、七味唐辛子やそば、野沢菜といった”よくあるお土産”を買える物販スペース。2階には広大な(団体用?)レストランがあります。今となっては使われていない、持て余した広い広い2階には哀愁を感じてしまいます。
とりあえず、釜めし食おうや。
1階にはイートインコーナーもあって、ここで「峠の釜めし」を食べることができます。
そばやラーメン、かき氷も買えます。ちなみに暑い日中だったか、かき氷を食べる人が意外と多かったです。
とりあえず、釜めしを食べましょうかね。
包み紙を取って…
おぎのやはあくまでも横川駅のもの。横川駅は長野県じゃなくて群馬県だよ。
じゃん。
美味しくいただきました。
個人的にはめちゃくちゃ久しぶりの峠の釜めしなので、初めて峠の釜めしを食べた日を思い出したので、せっかくなので書きますね。
初めて峠の釜めしを食べたのは小学6年生の夏。長野駅から乗った新幹線あさま号の車内でした。なぜ覚えているかというと…
…父が、食べ終わった後の容器を新幹線のゴミ箱に捨てたんですよね。あの陶器をですよ?あれ、大丈夫だったかな。。
ユニクロで釜めしが買えるようになる
さて、話が逸れましたが、気になる今後はというと…
ユニクロの前で毎日販売するらしいです。
思わず二度見しましたね。
ユニクロ長野南店での販売が始まったら、また様子を見に行きたいですね。
というか、峠の釜めし自体は他の店舗がまだまだたくさんありますから、また食べに行きたいものです。もちろん一番は横川の本店で!