日本一シリーズ、もうちょっとお付き合いくださいね。
今回は、広島県呉市にあるJR呉線の安登駅です。
Ato駅
安登駅は、「あと」と読みます。ローマ字表記にするとAto。
出てきたての頃は「うっせえわ」の尖った歌詞で世のオッサンたちをビビらせていたのに、今となってはONE PIECEの人。子供たちが「私は最強~」と歌っているのを見ると、不思議ですよね~
…あっ、それはAdoさんの話。じゃなくて今回のテーマの安登駅に話を戻します。
安登駅は呉市の駅ではありますが、市内中心部の呉駅や広駅よりも東側にあり、呉線の本数が減少する区間であることから、静かな無人駅となっています。そんな安登駅を訪ねた理由はこちら。
安登駅の前には、「日本一短い県道」である広島県道204号安登停車場線が走っています。
「総延長」が日本一短い県道
このブログの過去記事をご覧いただいている方には、こう思った方がいらっしゃるかもしれません。
「あれ?日本一短い県道って前も取り上げなかった?長野県じゃなかった?」
以前、日本一短い県道として長野県上田市を走る長野県道162号線を取り上げました。
こちらの記事から再度引用します。
(前略)国道や都道府県道の長さには「総延長」と「実延長」という2つの長さの表し方が存在していて、そのうち県道162号線は「実延長」の全国最短である、ということです。ちなみに「総延長」での最短は広島県呉市にある県道204号線の10.5mになります。
ややこしいですが、広島県道204号線は下の画像の柵の左端~横断歩道の右端が、重複区間などもない純粋な県道の全長となり、これが「総延長」として日本一短いということになります。
県道204号線は安登停車場線という名前の通り、主要道路である国道185号線から安登駅前までを結ぶ役割を持っています。ただし、そもそも国道が駅前を通っているうえに、駅のロータリーというのは基本的に市道になり管轄が変わるので、たった10mそこそこの県道が生まれるというわけです。上田の長野県道162号線についても同様の理由で短くなっているようですが、じゃあその横断歩道も市道で良いのでは…?
上田の方の事例ではありますが、僕がよく見ているYouTuberのもへじさんの動画でそのあたりのことを細かく解説されていますので、ついでに貼っておきます。
今回は車で立ち寄ったのですが、そうすると国道185号線から左折した瞬間に県道204号線を走り始めて、走り終わるということになります。
走ってみた
車で走って終わりというのも味気ないので、せっかくなので自分の足で走ってみました。
広島県呉市にある安登(あと)駅で、日本一短い県道である広島県道204号安登停車場線を走破しました。
— musan|まち歩きライター (@musan_tr_gh) 2022年8月20日
総延長10.5m。画面左の柵の左端から、右の横断歩道付近で走破です。めちゃシュール。 pic.twitter.com/818NovZ8OR
今回は家族旅行中にちょっと寄り道させてもらいました。上田ではシュールな自撮りでしたが、今回は姉がよく分からないまま撮影してくれました。あと、実は映像右側では地域のおばちゃんたちが信号待ちをしていて、変な目で見られたことはこの場で報告しておきたいと思います。
(訪問日:2022年8月20日(土))
▽▽これまでの「日本一」シリーズ▽▽