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【三重県四日市市】レンタサイクルが1日120円!四日市のみなとまち散策が味わい深い(2023.1.6)

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当初この企画は、長野県への石油輸送列車を追いかけるこの記事の追記として書くつもりでしたが、四日市でのみなとまち散策が想像以上に面白かったので、単独で記事にしてみようと思います。

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2つの四日市駅

四日市の主要駅である四日市駅ですが、実は2つあります。海側の工業地帯にJR四日市駅、少し内陸に入った市街地に近鉄四日市駅があります。近鉄は百貨店も併設した一大ターミナル駅であるのに対し、JRは駅前にすら店舗もほとんどない物悲しい駅前であることから、鉄道ファンの間では「格差がありすぎる中心駅」として知られています。

四日市駅の近鉄百貨店

JR四日市駅

今回は当初、石油輸送関連のロケハンのつもりだったので、JR四日市駅に降り立ちました。JR四日市駅はどちらかというと石油を中心とした貨物輸送が主体に見え、訪問時にも石油輸送列車がいました。中央西線を通って松本へ向かうんですかね。

JR四日市駅に停車中の石油輸送列車

 

レンタサイクルが1日120円!

実は四日市駅からの行程をちゃんと下調べしておらず、歩くにはちょっと距離がある(この直前に木曽岬町のロケハンをしていた)し、バスはほとんどなさそうだしどうしようと思って振り返ると、レンタサイクルの文字が。見てみると…

1日120円!電動アシスト自転車でも1日240円!めっちゃ破格では!
…ということで、衝動借りしました。

このレンタサイクルは「こにゅうどうサイクル」と呼ばれ、見た感じ放置自転車を活用して格安のレンタサイクルを展開しているようです。都内の企業が指定管理者となり運用されているみたいです。この企業、他にも東京都青梅市や埼玉県狭山市などでもレンタサイクルをやっているそうです。

四日市市 - 友輪株式会社

誰がどう見てもレンタサイクルとわかる見た目なのはアレですが、この安さなら全く問題ありません。しかも最大で翌朝10時まで借りられるので、工場夜景を楽しむために夜間の利用でもOKです(受付は午後8時まで。電動アシスト自転車は日またぎ不可)。

一応、本人確認書類を提示して年度単位の会員登録をする形です。長野からやってきた僕に「さすがに3月までにまたお使いになる機会はないと思いますが…」と苦笑いされながら会員証をいただきました。笑

ちなみに対応してくださったスタッフの方が息子さんが上田市にお住まいだそうで、「今年は長野の雪はどうですか」なんて世間話をしつつ、出発。

 

四日市港みなとまち歩き

これも現地を散策し始めてから気づいたのですが、JR四日市駅周辺には「四日市港みなとまち歩き」という、港町の観光スポットを巡る全長7kmほどの散策コースが設定されています。コース上であることを示す看板や地図が高頻度で設置されていて、地図を見ながら歩くのが苦手な方でも楽しめるような設計になっているのが印象的です。

コースの中身は、運河に架けられた可動橋(=船舶の妨げにならないために一部または全体を移動できる道路や鉄道の橋)や、海沿いに広がる港湾施設などです。特に可動橋は現役のものは全国的にも珍しくなっています。

「港湾橋」には、船舶通過用の踏切がある

海沿いの埋め立て地なので、地形も基本的に平坦。電動アシストのない自転車でもスムーズに回れます。思えば、7kmとなると歩きでゴールするには少し距離があるかもなので、なおさらこにゅうどうサイクルの利用がおすすめです。

 

重要文化財・末広鉄橋

そんな散策コースの中で特に気になっていたのが、末広橋梁。重要文化財でありながら、唯一の現役鉄道可動橋として知られています。

今回は列車通過のタイミングが合いませんでしたが、平時は線路部分が垂直に跳ね上がった状態を見ることができて、それも印象的です。

地図を見ているだけだと橋のどちら側から見るのが良いアングルなのかもよく分からないので、現地の看板等でしっかりと案内されているのが好印象でした。

 

コスモ石油四日市製油所

さて、やっと今回のメイン(となるはずだった)であるコスモ石油の四日市製油所を見に行きます。

想像以上に大きな施設です。まずは散策コースにもある「潮吹き堤防」越しに製油所を眺めてみます。少し距離がありますが、大きな石油タンクがいくつも並ぶ光景は圧巻です。

今度はもう少し近づいてみます。

四日市にはコスモ石油の他に昭和シェル石油なども自社の製油所を構えており、海沿いに石油貯蔵施設がいくつもならび、まさに石油輸送の要衝です。

そしてコスモ石油の製油所から運河を挟んだ向かい側に、石油輸送列車の基地がありました。坂城や南松本でもこの規模は見られなかった!圧巻です。

 

高さ制限160cmの鉄道橋

お目当ての場所にも寄れて、素敵な散策コースにも出会えて、満足してJR四日市駅へと戻る道中、もう一つ面白いスポットに出会いました。それが、運河沿いの小道をJR関西本線の線路が跨ぐ「川筋架道橋」です。先ほどの末広橋梁は動かせる橋という意味の可動橋でしたが、今度は線路が道路を跨ぐ架道橋です。

高さ制限160cm

なんとこの橋、高さ制限が160cmということで、成人男性の目線のあたりを電車が通るというすごいことになっています。男性としては背が低い(165cmくらい)自分ですら屈んで通る必要があります。

ちょうど特急南紀が通過するところだったので動画を撮りました。鉄橋を渡る「ガタン」という音が耳のすぐ脇で聞こえるのでなかなかスリルがあります。くれぐれも線路には近づきすぎないように、気をつけてください。

 

みなとまち散策は楽しい

ということで、ここまで四日市のみなとまち歩きについて見てきました。歩こうと思えば歩ける7kmという距離、自転車という選択肢もあるので、各々好きな手段で巡ってほしい街だなと思いました。

ちなみに今回詳しくは触れませんでしたが、近鉄四日市駅側でもレンタサイクルの利用が可能です。近鉄・JRの両駅は自転車であればすぐに行き来できますので、そういう街のスケールを感じながら散策するのも良いと思います。

今回もやはり感じましたが、平坦な海沿いの街はレンタサイクルが発達しています。坂が少なければ、それだけ自転車が移動の選択肢に入りやすくなりますからね。

地形とレンタサイクルの関係性については、こちらの記事で触れています。こちらもぜひ読んでみてください。

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