長電フリー乗車券で巡る旅、今回が後半です。
前半はこちら↓
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天井絵で有名な岩松院へ
中野市の延徳駅をあとにして、続いて降りたのは小布施町にある都住駅。
こちらもこぢんまりとしたホームが1線あるだけのシンプルな駅です。
ここから、葛飾北斎の天井絵で有名な岩松院に向かいます。
小布施駅から向かう人も多い場所ですが、実は隣の都住駅からの方が近かったりします。都住駅から岩松院は約1.5km、一方小布施駅からは約1.9kmです。
コロナの影響で町内の周遊バス「おぶせロマン号」が運休中の今は、都住駅から徒歩、または小布施駅でレンタサイクルを借りるのもおすすめ(16時までに返却が必要)です。
前置きが長くなりましたが、都住駅から岩松院に向かう道中は道の両側に果樹園が広がります。特に多いのはリンゴ。さすが信州ですね。
移住して日が浅い自分は、リンゴが木になっているところをほとんど見たことがなかったので、とても新鮮な気分で歩けました。
岩松院に到着。
中は撮影禁止ですが、天井絵はなかなかの迫力。20分に1回ガイドさんによる説明もあるのでとても分かりやすいです。庭だけは撮影OK。
それにしても、福島正則の菩提寺が長野にあるとは知らなかったですね。広島藩主ということもあり最初はピンときませんでしたが、勉強になりました。
帰りは小布施駅まで歩いてみることにしました。先ほど申し上げた通り小布施駅までは約1.9km。暑いなか歩くにはちょっとハードな距離です。北斎館や小布施堂とかも一緒に回りたいという方が一般的だと思うので、やっぱり岩松院に行くならレンタサイクルがおすすめです。
小布施駅から、再び湯田中へ向かいます。
乗り込んだのはマッコウクジラの異名を持つ、こちらも元東京メトロ日比谷線(元営団地下鉄と言った方が良いかな)の車両。まもなく長電からも引退することになっており、沿線にはカメラを構える人が多く見られました。
途中の駅もとても味があります。
駅前の温泉が衝撃の300円
本日2度目の湯田中駅。
お目当ては、駅前にある「楓の湯」です。
なんでも、駅前の好立地にありながら入浴料300円という衝撃プライス。これでもちろん天然温泉です。
決して大きな施設ではないものの、内湯と露天風呂があり、日曜の夕方ということもあってかそれほど混んではおらず、ゆっくりできました。
今回の最終目的は、温泉で癒された体で帰りの電車でゆっくりお酒を飲むこと。
ラストはやっぱり、スノーモンキー号で締めたいと思います。
(夕方以降は湯田中発の特急が減るので注意。自分は17:45発に乗りましたが、このあと20:39発まで特急はありません)
さすがは長電の看板特急。圧倒的なお猿さん推しです。
良い表情。
車内です。こちらは成田エクスプレス時代から大きくは変わらなさそう。
繰り返しますが特急料金はわずか100円。これは乗るしかないでしょう…。
湯田中駅前のコンビニでお酒とおつまみを購入し、準備万端。
夕方の特急は通勤需要に対応した、停車駅多めのB特急として運転します。
それでも湯田中から権堂まで47分。少し慌ただしい酒盛りでしたが十分に堪能しました。
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長電フリー乗車券、1日券は2,070円ですが、2日券は2,580円。湯田中・渋温泉や志賀高原などで宿泊される方は2日券がおすすめです。長野-湯田中間は乗車券だけで片道1,190円であることを考えると相当お得なので、ぜひ使ってみてください。
自分は2,070円で4,220円分乗りました。