今回も新シリーズの初回です。
サイコロを振って、その目に沿って歩いたらどこに向かうのか?という単純な企画です。
サイコロ散歩のルール
・1回目のサイコロは、「○個目の交差点でまたサイコロを振る」を決める。出た目よりも前に突き当たりがある場合には、そこでもう一度サイコロを振る。
・2回目のサイコロで曲がる方角を決める。基本的には、向かって左側から1,2,3‥とする。例えば十字路なら1,4で左折、2,5で直進、3,6で右折。T字路なら奇数で左折、偶数で右折となる。
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善光寺を抜け出せるか
記念すべき第一回は、快晴の善光寺本堂からスタートします。
サイコロを振るとは言っても、さすがに公衆の面前で一人でサイコロを転がすのも恥ずかしいので、アプリを使用します。
幸運にも(?)最初に直進方向に5個進むことができたので、初手で善光寺の境内から出られました。
目の出方によっては善光寺の構内を延々とぐるぐるする可能性も想定していたので、ある意味ひと安心。
このサイコロ散歩では元きた道を戻るという選択肢を排除していることも功を奏し、順調に南下していきます。
善光寺周辺の小道をぐるぐる
善光寺周辺には多数の小道があり、スタート直後からサイコロの数にカウントする"交差点"の定義を迫られました。
正直とても複雑になりそうだったのですが、ひとまずパッと見て明らかに行き止まりなところを外して、それ以外は臨機応変に対応することにしました。
とか言っている間にも善光寺表参道から枝分かれしている花の小路を抜けて、天神社があるのでそちらにも立ち寄り。
快晴とはいえ、日当たりの悪い道にはまだまだ雪があります。
このまま南に向かっていくのか?と思ったところ、今度は東へ。しかも、ここで比較的大きめの目が続き、一気に移動です。
カラフルな公衆トイレ
善光寺周辺って公衆トイレが充実してるんです。そしてなんか名前が付いてる。
ここはカラフルハウス。まあカラフルといえばカラフルか‥。
禁煙の注意書はポルトガル語でも書かれています。
時が止まったような広告たちにも出会いました。こういうの見るとワクワクしちゃうんですよね。
ここの交差点、押しボタン式じゃなくなったんだよ!というアピール。
再び北に向かっていたため、もしかしたら善光寺に戻っちゃう?と思いましたが、そうはならず。ここからどんどん北へ向かっていきました。
良い感じの水路があったり、
スリップ注意の小道を通ったり、
初めて通る道が増えてわくわくしてきました。
長電ワールド
結果、長野大通りという広い道路に出てきました。ここは1980年代に長野電鉄の線路を地下化した際にその地上部分を使って拡張された道路。
ということで、長電さんの所有物がいっぱいありますね。
駅の横には不動産屋にフィットネスジム‥
地方の鉄道会社ってのはある意味総合商社みたいなものですから、色々やってます。
三輪から抜け出せない
三輪という地区に入りましたが、この三輪はめちゃくちゃ広くて、一丁目から十丁目まであります。
「三輪○丁目」という交差点に複数の丁目が併記されてやたら複雑な名前になっているのもこの地域の特徴です。
三輪の交差点シリーズはそのうち記事にしようと思ってるくらい、こういうネタは好きです。
とか言ってたら長電さんのパワーに吸い寄せられて(?)、いつの間にか線路沿いを歩いていました。
長電の線路は善光寺下駅~本郷駅間で地上に出ます。善光寺をスタートして電車を見られるところに到達するとは。持ってるな。
このあたりは住宅街で、かつ交通量が多いのに道路が狭いということで、交通安全には非常に敏感な土地ですね。
住宅街だから小道も多く、サイコロを振る回数も増える‥完全に住宅街から抜け出せないループにはまりました。
不審者を見たら110番!の看板の前を二度通ってしまいました‥。これでは僕が不審者なので、ここら辺でゲームセットとします。
まあ初回としては結構楽しく歩けました。ありがとうございました。
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まとめ
上記が今回のルートです。
善光寺東側の、台地のヘリになっているような地形を利用して東側へ距離を稼げた分、変化に富んだ区間となりました。なかなか面白かった。
課題点としては、交差点の定義を曖昧にしたままスタートしてしまったことですね。次回までに整理します。
サイコロ散歩、Twitterでもちょこちょこ反響をいただきましたので、これからシリーズ化していこうと企んでいます。次回もよろしくどうぞ。
(取材日:2021年1月13日(水))