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【あの地名を追ってin長野 Vol.5】犀川沿いのカタカナ地名「アークス」はどんなところ?(2021.12.1)

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長野周辺の気になる地名を探るシリーズ、今回は長野駅からバスで15分ほど、カタカナ地名が気になる「アークス」に行ってみました。

 

五十音順で全国トップの町字

このアークス、一見すると商業施設の名前かと思われますが、正式な町字名となります。町字名がカタカナ表記ということ自体が珍しいですが、「アー」から始まることもあって、日本全国の町字を五十音順にした場合に一番最初になるのだそうです。

 

ではそのアークスとは一体何なのかという話ですが、長野市にある卸売センターの名称です。もともとは1973(昭和48)年に長野卸センターとして開設され、その後1993(平成5)年に「アークス」と改称されています。

 

このようにアークスの原型は昭和からある卸売センターですが、町字としてのアークスはそこからもう少し時を経て2003(平成15)年に行われています。

(出典:協同組合長野アークスHP 沿革

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こちらがアークスの入口にある、入居業者等の一覧の看板。食品・衣料の卸売り業など多数の企業が主に倉庫などを構えています。


アークス内に本社を置く企業もいくつかあり、例えば長野駅前や権堂商店街に店舗を展開する台東食品さんの本店もアークスにあります。

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「お菓子大好き、台東食品♪」という耳に残りすぎるフレーズが延々と流れるのは他の店舗と一緒ですが、こちらは卸の倉庫が店舗になっているようなものなのでとにかく広い…訪問当日は500g入りスパゲティが88円とかで売られてて思わず買って帰りました。安い。

 

アークスのレストランは”学食”を兼ねる

アークスはいわば倉庫街のようなものなので、敷地内に飲食店はありません。そうした環境も考慮してか、アークスセンター内に組合の運営するレストラン「クレール」があります。

www.nagano-arcs.jp

レストランは長野卸センターがアークスに改称した1993年にオープンしています。同時期には情報・医歯薬・ビジネス系の専門学校である「長野平青学園」がアークスセンター内に開校しており、このレストランが実質的に平青学園の学食も兼ねている格好です。

www.heisei.ac.jp

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ということで、学生メニューが設定されています。300円…自分の大学時代の学食を思い出します。

 

ちなみに大人のメニューも普通にお得です。日替わりランチは530円。ちなみに私がレストランの入ったのは13時前で、ちょうど日替わりランチが売り切れたところでした…ということで、かわりにカレーライスを注文。こちらも530円です。

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日替わりランチ…食べたかったぜ…

 

セルフでお盆や食器を取る形式、量の限られる日替わりランチの慌ただしさなんかが、学食や社食感があってなんか良いですよね。
ちなみにここまで書いておいて補足はいらないとは思いますが、「クレール」さんは一般利用も可能です。

 

「アークス」の付くバス停は4つもある

アークスへ出入りする方の大半は車利用だと思いますが、アークスの敷地内には長野駅東口から「アークス中央」発着の長電バスの路線が出ており、約15分のアクセスとなっています。こちらの路線は沿線にある水野美術館のラッピング車両が目印になります。

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同路線のバス停として他に「アークス東」「アークス前」もあり、アークスの敷地一帯の通勤需要を担います。

www.nagadenbus.co.jp

ちなみにこちらの長電バス日赤線、土休日は全便運休ですのでご注意を。

 

また、アークスと名の付く4つ目のバス停として「アークス入口」(アルピコ交通)がありますが、こちらはアークスの中心から少し離れた国道117号線沿いにあるうえに、長野駅善光寺口からのバスを降りるとアークス側に渡る横断歩道や歩道橋・地下道の類がないというやや不便な立地にあります。

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外回りでアークスに来られる方などは注意が必要です。アークスへの移動に関しては長電バスの利用の方が良さそうです。

 

他にも気になる、カタカナ地名

というわけで今回は、長野市中心部の南側、犀川沿いの卸売センター「アークス」を歩いてきました。

 

長野市内のには他にもカタカナのバス停がいくつかあります。エムウェーブ、スパイラル、サンマリーンなどなど…

オリンピック関係の有名どころもあれば、ぱっと見何だかわからないものもありますね。タイミングがあれば、またご紹介したいと思います。

 

▽▽「あの地名を追ってin長野」の過去記事はこちら▽▽

www.sanmuofmusan.com

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